16.08.29
台湾トリップ~台湾/阿里山・日月譚~
そう、あれは昨年ヨーロッパを旅しているとき。
同時多発テロ直後だったこともあり、観光客も少なく、閑散としていた凱旋門の下で登る為の列に並んでいたときに、前に並んでいたアジア人と見られる男の子に声をかけたのが始まりでした。
そのまま仲良くなり、一緒に街をブラブラしたり食事したり。
その中で仕事の話をしていると、彼の親戚が台湾でお茶のブランドを展開しているという運命的な事実が発覚。
これはもう行くしかないでしょ!
…ということで行って参りました。台湾。
出発日は生憎の台風襲来で東京行きの飛行機が欠航したり、一緒に行く仲間が新幹線でスーツケースを取り間違えられたりと、最初からハプニング続きでしたが、なんとか台湾に到着。
空港から阿里山のある嘉義県まで新幹線で約1時間半の移動。
嘉義駅に着くと友達が出迎えてくれました。
その後、彼の叔父さんと合流し、今回の一番の目的阿里山へ。
阿里山まで片道1時間半もある道のりを、叔父さんの運転で移動。
丸一日かけて茶園や工場などを案内してくれました。
標高が高く、常に霧がかかっていて、この霧と山に吹き下ろされる風がいい茶葉を育てます。これはダージリンと一緒ですね。
一番高い茶園は標高1,600mのところにありました。
夜は、李さんのお店「一茶工房」にて紅茶のテイスティングとお勉強。
目の前で数種類の茶を入れてもらい、台湾の紅茶、烏龍茶についての理解を深めました。
市内のホテルに宿泊し、2日目は台湾のもう一つの紅茶の名産地「日月潭」へ。
嘉義市内から車で約1時間半程度の移動でした。
日月潭は台湾で一番大きな湖で、その湖畔の山の上に茶園が広がっており、主に「No.18」という紅茶が作られています。
ここにも李さんの茶園があり、茶摘みをしている真っ最中だと言うので少しだけ参加させてもらいました。
ここは阿里山と違って標高もそこまで高くなく一年を通して紅茶が作られています。
一旦お店に戻り、お互いお店で販売しているスコーンの作り方などの情報交換をしたあと、名残惜しくも友達とまた必ず会う約束をして嘉義を後にし、新幹線で九份へ向かいました。
九份着いてからと、その次の日は後はほぼ観光だったので写真をぺたぺた貼ります。
フランスでのまさかの出会いが、こんな素敵な縁に発展するとは思ってもみませんでした。
そして初対面にも関わらず、台湾でとても親切にしてくれた彼の叔父さんと叔母さんには感謝してもしきれません。
なにかの形でお返しができればと思っています。